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コロナ疲れ

ベルギーでは3月から外出制限が始まり、途中少し規制が緩んだものの、まだもとの状態には戻っていません。
クリスマスも家族だけで祝いましょうと言われていますし、一体いつまでこの状態が続くのかと嫌になることも。。。
そしてこのコロナ禍で抱える問題は人それぞれ違います。
私は3月から家族や友人と気持ちが下がりすぎない様に工夫して支えあいながら、過ごす様にしてきました。
コロナで色々と気付かされた良い面もありますが、やはり疲れます。
今回はペリピッコリのお知らせではなく、
疲れすぎる前にできる対処法をベルギー在住の臨床心理士川瀬まりさんに伺いましたので、みなさんにシェアーします。

【 コロナ疲れ 】

ベルギーのコロナ第二波が落ち着きを見せ始めていますが、重症患者数はちょっとしか減らず、まだまだ気が抜けない状態です。みなさん、この長引くコロナ禍の中、いかがお過ごしでしょうか?コロナが与える影響は直接的・間接的に計り知れません。今、先の見通しがつかない中でこれまで溜めきた疲れやストレスがあふれ出すケースが増えています。 人類初体験のウィルスがおさまるのを国外で待つ。これはやっぱり大変です。ただでさえ人はよくわからない状態が嫌いです。それだけでもストレスや不安を感じます。だから、今辛さや苦しさを感じるのは決して不思議ではなく、自然なことだと思います。そんな時こそ自分の中の声にしっかり耳を傾けてください。

私は「今できることをする」という言葉が好きです。昨日できたことが今日できるとは限らない。たくさんのことをできる日はたくさんして、できない日はできる範囲のことをする。しんどい時はそれが、ただ早く寝ることかもしれません。できない自分に腹をたてて更に辛くなるんじゃなくて、今の自分の状態を把握して、良いと思う選択をする。当たり前といえば当たり前ですが、私は 迷った時、この原点に戻ることが役に立っています。

今できることを決めるのは自分です。そのためには、できるだけ自分がわかっていた方がいい。自分をわかるためには自分に意識を向ける必要がある。外国にいるとより大事になります。というのも日本にいた時のように手軽に気分転換ができず、ストレスが溜まっているのに気づかない状態になりやすいからです。 このコロナ禍の中、自分に意識を向けて、そこに苦しさや辛さがあれば気づくようにしてください。

気分が落ち込んで活動が鈍った状態を「抑うつ状態」と言いますが、うつ病とは違います。うつ病は誰でもなる可能性があるといいますが、あれは本当。でも早く気づいて対応すれば未然に防げるし、うつ病になっても早く回復しやすいものです。 不調を感じたら、十分な休養、規則正しい生活、バランスの取れた食事、最低限の睡眠の確保をしてみてください。意外とこれで改善する場合もあります。それから体を動かすことの有効性は証明されているので、ウツウツとしたら一度「えいやっ」と体を起こして動いてみてください。思った以上に気分の変化を実感できるはずです(軽く汗ばむくらいだと、より効果を感じられると思います)。

そして苦しくなったら決して一人で抱え込まず、周りの信頼できる人に話すことも大事です。⻑引いたり、日常生活に支障が出てきたら、迷わず医師や専門家に連絡してください。

できることをして、疲れたら休んで、支え合って、この時期を乗り超えましょう。

川瀬まり


川瀬まりさんはベルギーで臨床心理士として活躍されています。
サイトはこちらhttps://www.solvoa.com/

こちらの投稿は必要としている方へ自由にシェアーしてください。
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by PERIPICCOLI | 2020-12-11 17:12 | お知らせ

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